輪島市でボランティア活動開始 40人が現地入り、片付け支援

石川県輪島市で活動を開始したボランティア=10日午前

 能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市で10日、県が登録を受け付けたボランティアが活動を始めた。約40人が金沢市からバスで入り、宿泊施設や商店で災害ごみの片付けや救援物資の仕分けを行った。

 京都市の大学院生藤本健太さん(23)は「困った時はお互いさま。被災者のニーズに寄り添った活動をしたい」と話した。

 輪島市社会福祉協議会によると、土日祝日を中心に日帰りで活動する。県内では既に能登町や志賀町などで順次始まっている。

 輪島市を含む奥能登地域に向かう道路では通行止めなどの規制が多発。県内で1日当たりのボランティアの活動人員は10日時点で250人程度にとどまっている。

被災した旅館から、ぬれた畳を運び出すボランティア=10日午前、石川県輪島市
輪島市門前町の倒壊した建物=9日午後

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