アジアカップ決勝の主審は日本vsイラン戦を担当した中国人審判に決定! 母国メディアは「当然の人選だ」「一流を証明する」と誇らしげ

現地2月10日、カタールで開催されているアジアカップ2023はついにフィナーレを迎える。決勝で相まみえるのは初優勝を狙うヨルダンと、大会2連覇を目論む開催国カタール。試合前日、アジアサッカー連盟(AFC)はそのゲームを裁く審判団を発表した。

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大一番を担当するのは中国の審判団(VARを含む)に決まった。主審は44歳のマー・ニン(馬寧)氏だ。今大会ではここまで3試合の笛を吹いている。グループステージの韓国vsバーレーン戦では両チーム合わせて7枚の警告を出し、とりわけ前半だけで韓国選手に5枚を提示したため、韓国メディアから大バッシングを浴びたのは記憶に新しい。

ラウンド16のカタールvsパレスチナ戦を経て、準々決勝では日本vsイラン戦をジャッジした。日本国内では一貫性を欠いた判定や、イラン選手の再三に渡るロングスローが「ファウルスローじゃないのか」など物議を醸した。

大会前までは母国・中国でも感情に左右される笛がなにかと批判を招いていたが、今大会のパフォーマンスで評価が急上昇。決勝担当が決まったことを受けて、全国紙『北京青年報』は「中国代表チームは悲惨な結果に終わったものの、マー・ニンは審判として一流であることを証明した。アジアカップ決勝で笛を吹く初めての中国人主審となる栄誉を得たのだ」と伝え、スポーツポータルサイト『捜狐体育』は「当然の人選だ。今大会でもっとも安定して納得のいくレフェリングを示していた」と評している。

なお、決勝のアシスタントVARは日本の飯田淳平氏が担当。試合は日本時間の10日24時にキックオフされる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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