内田篤人が指摘する“ギャップ”。イラン戦で三笘&南野を投入も、自陣にベタ引き状態「で、カウンターなのかな、とかね」

カタールで開催されているアジアカップを戦った日本代表。3大会ぶり5度目の優勝を目標に掲げていたが、準々決勝のイラン戦で敗れ、無念の8強敗退となった。

『DAZN』が配信する「内田篤人のFOOTBALL TIME」では、“日本敗戦の課題をしっかり見つめよう”と題し、森保ジャパンの戦いぶりを検証した。

いくつかのテーマを設けて、日本の問題点を考察。相手のロングボールを活用した攻撃への対応策もピックアップされるなか、内田氏は1-2で逆転負けを喫したイラン戦について、自身の考えを述べる。

1点リードで迎えた後半、イランはシンプルだが効果的にロングボールを使い、日本を押し込む。相手の圧力に押され気味の日本は55分に同点弾を奪われると、90+6分にPKを献上し、これを決められてしまう。

「残り時間が少ないというか、延長に持っていきたいのか、90分で仕留める、90分で仕留める体で行ったと思いますけど」

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守勢に回る展開であれば、5バックという選択もあったのかもしれない。

「5バックにすると、選手としては、あ、守るんだなって思われちゃうのも1つ。でもそこを凌げば延長に行けるから、(4バックに)戻せるっていうのもあるし」

そうイメージしていた内田氏は、67分の三笘薫と南野拓実の投入に関して、次のように見解を示す。

「あ、点を取りに行くのかな、と思うよね、たぶん。そこがこう、ギャップね。点を取りに行くんだなというサインだけども、試合の現状としては、ロングボールを放り込まれて自陣にベタ引きするっていう。で、カウンターなのかな、とかね。いろいろあると思う」

攻勢に転じる場面がなかったわけではないが、勢いづくイランに対して日本は思うように盛り返すことはできず、厳しい現実を突きつけられた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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