横浜市役所アトリウムが 親子の笑顔であふれた日

1月8日(月・祝)、横浜市役所アトリウムにて開催した、BORIKIえほん箱パーティー。
おかげさまで盛会のうちに終了することができました。開催が決まったのは昨年12月中旬。
告知も限られる中、予想を上回る延べ1000人程度の親子が集まってくれました。
たくさんの親子の笑顔に出会うことができたことを、とてもうれしく思います。

予想を超える来場者

1月8日、お母さん大学(株式会社お母さん業界新聞社)と旭化成不動産レジデンス株式会社、旭化成ホームズ株式会社の共催、横浜市こども青少年局の後援で「BORIKIえほん箱パーティー」が開かれました。絵本の新しい楽しみ方を提案し、親子のふれあいを促すことで、孤育てをなくし、笑顔の子育てを応援するイベントです。

実施の背景として、旭化成ホームズ×お母さん大学の共同開発で「子育て共感賃貸住宅 BORIKI」が誕生したのは 2012年のこと。以降、お母さん大学はBORIKI 倶楽部事務局として、入居者コミュニティの運営・サポート役を担っています。「BORIKI えほん箱」の取り組みをスタートさせたのはコロナ禍のこと。BORIKI の庭にBORIKI えほん箱を設置することで、入居家族の笑顔づくりと入居者同士の交流を促すことを目的とし、現在も継続実施しています。

読み放題のえほん箱ひろば

芝生ひろばには300冊の絵本が並び、子どもも大人も夢中で絵本を選んでいました。次々に絵本を持ってくる子、何冊も絵本を抱えている子。段ボール遊具やパズルで遊ぶ子、テントの中で寛ぐ家族…。

読み聞かせをするお母さん、お父さんの横顔。食い入るように絵本を見つめる子どもたちに心を奪われました。

ミッションえほんガチャ

ガチャを引いて出てきたテーマの絵本を探す「えほんガチャ」には行列ができました。一人で絵本を探そうとがんばる子ども、子どもが引いたミッションをクリアしようとするお母さん、お父さんの熱心な姿には感動も。

ミッションをクリアし、お菓子をゲットして喜ぶ子どもたち。普段は手にとらないような絵本との出会いも、大きな楽しみになったようです。

絵本カバーワークショップ

2つの絵本カバーワークショップ(パズル・ポチ袋づくり)は、あっという間に整理券がなくなってしまう盛況ぶり。お気に入りの絵本カバーを見つけ、思い思いの作品をつくりました。ワークの後、カバーの絵本をお父さんと探しにいく姿も見られました。

絵本よみがたり・おんがく会

ステージでは絵本作家のたかだしんいちさんとぱくぱく&たゆたうさんによる「えほんよみがたり・おんがく会」が開かれました。よみがたりが始まると、会場が一瞬しーんとなりました。かわいい演奏と歌にも引き込まれます。

そしてその光景は、時折り大ビジョンに映し出されて「あ! 私がうつっている!」とびっくり。演者も親子連れも、みんながえほん箱パーティーの主役でした。

盛り上がったカルタとり大会

『あっちゃんあがつくたべものかるた』を用いた、カルタとりも大盛り上がり。作者のさいとうしのぶさんがメロディに乗せて札を読み、応援団も一緒になって反復する歌詠みカルタ。出場する子どもたちはみな真剣な面持ちです。

どんどん札をとる子の一方でなかなか札をとれない子もいましたが、ようやくとれた一枚に思わず拍手が起こったり、一枚もとれない弟に札を譲るお兄ちゃんに和んだり。
優勝者にはさいとうさんの絵本がプレゼントされました。

芸術爆発のおえかきタイム

たかだしんいちさんと一緒に大きな紙に絵を描きました。11時のオープンと同時にたくさんの子どもたちがクレヨンを手に描き始め、あっという間に白いところがなくなるくらい描き尽くされました。
その後のおえかきタイムでは、子ども画伯たちが思う存分、芸術魂を爆発させました。

どこでもサイン会

「BORIKIえほん箱」には、56の出版社さんから協賛をいただいています。
市役所2階にあるブック&カフェ(HAMARU)には、えほん箱ひろばに並んでいる絵本から厳選した72冊が並びました。会場では、たかださん、さいとうさんが気さくにサインに応じてくれました。

子育て中だからこそ絵本を

絵本は、子どもにとっては新しい世界への扉。同時に、お母さんにとっては心を落ち着かせたり元気にしたりする魔法の薬といえるでしょう。

デジタル社会であればなお、紙の手触りやインクの匂い、絵や文字のぬくもりを伝えたい。何より絵本は、親と子が心を通わせ合うためのツールです。お母さんが絵本を読む声や子どもが絵本にふれた時の表情や言葉には、多くの感動が生まれます。

新しい楽しみ方を提案

今回は特に、これまでにない絵本の選び方や楽しみ方を提案。子どもたちには自主的に絵本を楽しんでもらいたい。絵本選びに悩むお母さんの声から、「えほんガチャ」を考案。ゲーム感覚で絵本選びができたら、新しい本との出会いが生まれるだろうという仕掛けです。
「子どもが破ってしまうのでカバーを外している」という日常からは、SDGsの視点を大切にして、

「絵本カバーワークショップ」が生まれました。
また、絵本を読んだりパズルで遊んだり、テントやハウスに隠れたり。子どもたちにとってはどちらも必要な静と動を意識した、読み放題、遊び放題のえほん箱ひろばをつくりました。

親子が一日過ごせる空間を

「週末、子どもと過ごせる場所が欲しい」そんな声を聞くにつけ、えほん箱パーティーの必要性を感じていました。

今回、イベント開催まで時間がなかったので、正直集客が心配でした。しかしながら、たくさんの親子にお越しいただくことができました。中には静岡や愛知から来た方や、最初から最後までずっといた方もいてうれしく思います。

最後になりますが、来場者が集中した時間帯、一時的に入場制限をさせていただいたためお待たせしてしまった皆様、失礼いたしました。その他、想定外の来場者に対応しきれず、至らぬ点があったことと思います。次回はよりスムーズに楽しんでいただけるよう改善してのぞみたいと思います。また遊びにきてください。
(お母さん大学事務局・青柳真美)

* 参加者の声 *

こんなにたくさんの親子がどこから集まってきたんだろうというくらいの人、人、人…。子どもも委縮しちゃう?と心配していましたが、息子は「ここ大好き!」と言って絵本を読んだり絵を描いたり、遊具で遊んだりして最後まで遊ばせてもらいました。またこのような会があったら参加したいです。ありがとうございました!

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