チャニング・テイタム、新作映画で実在の強盗犯役

チャニング・テイタムが実際にあった犯罪をテーマにした新作映画『ルーフマン』で主演を務める。

『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』などで知られるデレク・シアンフランス監督がメガホンをとる本作では、60店舗以上のマクドナルドに屋根から忍び込み、スタッフを冷凍庫に監禁したのち、レジから金を盗み出した実在の強盗犯、ジェフリー・マンチェスターのストーリーが描かれる。

その侵入手口から「屋上強盗」「ルーフマン」などの呼び名がつけられた実際のマンチェスターは、穏やかな物腰と滅多に暴力を振るわないことで知られていた。2000年に有罪判決を下されるも脱獄をはかり、ノースカロライナ州にあるトイザラスで同店にある離乳食を食べ、エクササイズのため店内でサイクリングをするような潜伏生活を送っていたが、電気店にあったDVDの指紋から足がつき、刑務所へ送り戻されるに至っている。

この実話の映画化にあたり、シアンフランス監督がカート・ガンと共同で脚本を執筆、製作会社ライムライトを通じてディラン・セラーズとクリス・パーカーが、シアンフランス監督のコラボレーターとして知られるジェイミー・パトリコフとリネット・ハウエル・テイラーと共にプロデューサーを務める。

そんな新作の主役に決定したところのチャニングだが、先日には配信サービスによる映画産業への影響についての懸念を明かしていた。フォーブス誌とのインタビューの中、チャニングは「映画業界は大きく変化している。別の時代となっているし、 ストリーミング配信によってより手に負えない状況になってきている。ストーリーテリングという点において少し不安を感じるよ。質が落ちて、大量に作られるようになると思う」と語っていた。

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