男性死亡…チェーンソーで切った木の下敷きに 木の倒れ方が想定外、巻き込まれる 現場監督が通報 ヘルメットかぶり防護服も着ていた24歳、搬送時に意識なく息を引き取る

倒木に巻き込まれ、伐採作業の男性が死亡

 9日午後2時半ごろ、埼玉県川島町出丸中郷の雑木林で、樹木の伐採作業をしていた前橋市の造園会社社員の男性(24)=同市富士見町=が倒木に巻き込まれる事故が発生。男性は胸部などを強く打ち救急搬送されたが、搬送時に意識はなく、同日に死亡が確認された。

 東松山署によると、事故当時現場には男性のほか、現場監督の40代男性がおり、男性が「伐採作業中に倒木に巻き込まれ負傷した」と119番した。男性はチェーンソーを使用して作業をしており、木が倒れそうになったため離れようとしたところ、当初想定していた方向ではなく自身の方向に木が倒れ、根元から2メートルほどの位置で木の下敷きになった。男性はヘルメットや防護服などの安全措置を講じていたという。

 同署が詳しい事故原因を調べている。

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