「副町長に暴言」謝罪を 川南町「ぷらっつ」運営役員へ要求

川南町の東高士町長(右)が暴言への謝罪などを求めた公文書を巡り、抗議する同町漁協の俵伸二組合長(左)ら=9日午前、同町役場

 川南町所有の地域活性化拠点施設「かわみなみPLATZ(ぷらっつ)」の指定管理者「川南まちづくり株式会社」の取締役会で河野秀二副町長に対する暴言があったとして、東高士町長が同社長ら2人に文書で謝罪を求めていることが9日、明らかになった。同社側は要求に応じておらず、暴言を発したとされる取締役の俵伸二町漁協組合長らは同日、町側に抗議した。
 同社の取締役は、出資者である町、町商工会、町漁協、町観光協会、JA尾鈴の代表者が務めている。文書は町長名義で昨年12月13日付。それによると、10月の取締役会でぷらっつに関する副町長の町議会での発言を巡り、俵組合長が「ばか野郎」「昔だったらやっていますわ」などと発言、社長の宮崎吉敏町商工会長は制止しなかったとしている。その上で、発言の趣旨をただす質問への回答、副町長への謝罪、謝罪文および不適切な発言を今後しない誓約書の提出を求めた。

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