軽やかガラスのお雛様 作家9人共演 29日まで 茨城・笠間

軽やかさが魅力的な「ガラスのお雛様展」=笠間市笠間

ひな祭りの季節に合わせ、「ガラスのお雛様(ひなさま)」展が茨城県笠間市笠間のグラスギャラリー・スミトで開かれている。ガラス工芸作家9人による内裏びなが共演し、一足早い春の訪れを告げている。同展は29日まで。

開店して約20年になるという同ギャラリーで、初期の頃から続く恒例企画。お内裏さまとおひなさまに、ぼんぼりや箸置き、小皿なども含めて約40点が並ぶ。

人形はいずれも目鼻がはっきりとは描かれていないが、シルエットや衣装部分の雰囲気から、お内裏さまとおひなさまが見分けられる。吹きガラスや板ガラスなど技法はさまざまなながら、各作品とも透明感と軽やかさは共通している。

ギャラリーのオーナー、梅本純人さん(55)は「華やかな人形を通し、春を感じてもらえればうれしい」と話している。営業は午前10時~午後5時。16日と26日は休業。問い合わせは(電)0296(72)2104。

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