壮大な龍の天井画 今だけ撮影解禁 日光市の中禅寺

 中国の旧正月「春節」が2月10日から始まるのを前に、日光市の中禅寺では9日から特別に天井画の撮影が解禁されました。

 奥日光にある中禅寺五大堂です。五大堂の内部は、撮影禁止になっていますが9日から15日までの1週間、天井画だけの撮影が解禁されました。

 この天井画「瑞龍」は、日光東照宮の鳴き龍と同じ堅山南風の作品で、空を舞う龍が描かれています。2024年の干支の辰年にちなんで1月1日から7日まで撮影を解禁したところ、訪れた人の8割以上が撮影していくなど好評だったということです。

 また、中国では龍を、幸福や権威の象徴とする文化もあり、2月10日から始まる中国の旧正月「春節」に合わせて、再び撮影イベントを開催しました。中禅寺によりますと普段、訪れる人の6割ほどが外国人の観光客ということで、このイベントを通して更なるインバウンドの誘客に期待を寄せています。

 訪れた人はスマートフォンで自分と天井画が写真に収まるように自撮りするなど、貴重な機会を楽しんでいました。イベントは、2月15日までで、期間中は、枚数限定の御朱印も用意されるということです。

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