ドジャースがカーショウとの再契約を正式発表 最大2年3750万ドル

日本時間2月10日、ドジャースはサイ・ヤング賞3度の名左腕、クレイトン・カーショウとの再契約を正式発表した。過去2シーズンは1年契約を結んで残留したが、今回の契約には2025年シーズンの選手オプションが付属しており、カーショウには2年間の契約が保証されている形となる。現在35歳のカーショウは昨季終了後に左肩の手術を受けており、今季の前半戦は投げられない。戦列復帰は夏頃の予定となっており、「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者によると、登板数に応じた出来高が設けられているようだ。

カーショウは2014年にMVPとサイ・ヤング賞を同時受賞するなど、ドジャースだけでなく、メジャーを代表する左腕として活躍を続けてきた。昨季までの16シーズンで通算210勝92敗、防御率2.48、2944奪三振をマークし、最多勝3度、最優秀防御率5度、最多奪三振3度と数々のタイトルを獲得。2011年には投手三冠を達成した。近年は稼働率が低下しており、180イニング以上を投げたのは自己最多の301奪三振を記録した2015年が最後。それでも昨季はチーム最多の131回2/3を投げ、13勝5敗、防御率2.46と「負けないエース」は健在だった。

シャーマン記者によると、カーショウの今季の年俸は500万ドル。6~10試合に先発することで、最大750万ドルの出来高を得ることになるという。2025年シーズンの選手オプションも年俸500万ドルだが、今季獲得した出来高がそのまま来季の年俸にも反映される仕組みとなっており、さらに2025年シーズン用の出来高も設けられているため、2025年シーズンは最大で2500万ドルを得られる可能性があるようだ。よって、カーショウは最大で今季1250万ドル、来季2500万ドル、2年間で3750万ドルを獲得するチャンスがある。

ドジャース一筋でメジャー17年目のシーズンを迎えるカーショウは、夏場に復帰してチームのラストスパートに勢いをもたらす役割を担うことになる。もしそこで結果を残すことができれば、ポストシーズンでも重要な試合の先発を任されることになるだろう。「前にも言ったけれど、平均的な選手にはなりたくない。投げるためだけに投げたくないんだ。いい選手で居続けたい。チームに貢献し続けたい」とカーショウ。ドジャースの象徴とも言える名左腕は左肩の手術からの復活を遂げることができるだろうか。

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