YENAカムバックインタビュー!新曲「DNA」の魅力や日プ女子サプライズ出演の裏側を語る

By TV LIFE

IZ*ONEのメンバーとして活動後、ソロアーティストとしてはもちろん、ドラマ、バラエティなど多方面で活躍するYENAさん。キュートなルックスに加え、愛嬌のある飾らないキャラクターで日本でも高い人気を誇っている。そんな彼女が、先日待望の日本2ndシングル「DNA」をリリース。本作の聴きどころや『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』にサプライズ出演した際の裏話などについてもたっぷりと聞きました。現在発売中のTVLIFE3号とは異なるカットと併せてお楽しみください。

◆日本2ndシングルの発売が決まったときの気持ちはいかがでしたか?

思っていたよりも早くカムバックできてよかったと思いました。新たなYENAの姿を日本のファンの方に見ていただけることを想像するだけでワクワクしましたし、早く見ていただきたいなととても楽しみでした。

◆新作「DNA」は、日本オリジナル曲のパワフルなロックチューンです。YENAさんとロックの融合は斬新であり、まさにこれまでにはない新たなYENAさんの世界観が構築されていますが、ロックサウンドは普段から聴かれているんですか?

はい。とても好きです! 大好きなロックテイストで、歌詞も私が好きなアニメーションの世界のようなフレーズがちりばめられていて、デモを聴いた瞬間からこの曲を歌うのが楽しみでした。しかも、私自身のことや私の気持ちを表現しているような、ポジティブでキラキラした歌詞で。“これはまさにYENAの歌だ!”と思いました(笑)。

◆未来への決意を表明しているような力強い歌詞が印象的ですが、特に好きなフレーズはありますか?

“D=誰もの心の中で N=眠る A=愛”というフレーズが好きです。「DNA」というタイトルには、遺伝子という意味のほかに、D=誰もの心の中で N=眠る A=愛という思いも込められているんです。何事に対しても、根底に愛があることはすごく大事なことだと思いますし、私自身も常に愛を持って人と接したり、行動するように心掛けています。私の歌う愛の歌がたくさんの人の心に響いたらいいなと思っています。もし自信をなくしてしまったり不安を感じることがあったら、この曲を聴いて前に突き進んでいく勇気とパワーを感じてもらえたらうれしいです。

◆最近では『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』にサプライズで登場し、練習生たちにフレンドリーに接する姿が印象的でしたが、出演されてみていかがでしたか?

私もオーディション番組を経験しているので、練習生の方たちの気持ちが痛いほど分かるんです。でも、自分ができることは応援することやおいしいご飯をごちそうしてあげることぐらいしかなかったので、少しでも練習生の皆さんを元気づけられるように、私なりの方法で一生懸命応援しました。

◆YENAさんが『PRODUCE 48』に出演していた当時を思い出したり、練習生と自分自身を重ねて感情移入してしまうことはありましたか?

もちろん思い出しました。一番切実に頑張っていた、私の人生の中で一番特別で大切な瞬間だったので、きっとこの先もずっと忘れることはないと思います。当時を振り返ってみると、毎日大変なことばかりで、つらい思いもたくさんしましたが、かけがえのない友達にも出会えたので、すごく価値のある経験だったと思います。『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』ではそのような大事な瞬間に立ち会うことができて光栄でしたし、私のエナジーをたくさん送らせてもらいました。

◆練習生たちから刺激を受けた部分はありましたか?

初めてオーディションを受けた時の自分の熱や想いを忘れないように頑張ろうと思いました。でも、いつもどんなときも私は同じマインドでいたいと思っていますし、自分で最善を尽くせば後悔しないと思いながらやっているので、そこはこの先もずっと変わることはないと思います。

◆そのマインドは練習生時代から?

はい、そうです。もともと私はダンスがうまくできなくて、正直、自分にはセンスや能力がないんじゃないかと思っていたんです。歌は昔から好きで、得意な方でしたが、ダンスと並行しながら歌うのが難しくて、何度も挫折しそうになりました。でも、“絶対に歌手になりたい! このお仕事をしたい!”という強い思いがありましたし、頑張れば、頑張るほどどんどん伸びているのが分かったので、諦めずに常に最善を尽くすように心掛けていました。

◆ちょっとできないからと諦めてしまったら、そこで全ては終わってしまうと。

そうだと思います。もちろん、私も諦めるときもありますよ。でも、それは自分の人生にとってはそんなに重要なことではなかったりするので、諦めても後悔しないんです。頑張ったら何でもできるというのが人生のマインドにありますし、どうしても自分はこれがやりたいんだ、好きなんだと強い気持ちがあれば、どんなことも乗り越えられると思って、私は努力を続けます。

◆今回の来日で一番楽しみにしていたことは何ですか?

やっぱり一番はファンの皆さんと会えることです。先日ファンイベントを大阪と東京に行ったのですが、2024年のスタートを大好きな人たちとスペシャルな時間を過ごせてうれしかったです。ファンの方と直接会うのも久々でしたが、皆さんのエネルギーがとにかくすごくて。いい影響をたくさん受けてきました。キラキラした表情で、中には涙を流していらっしゃる方もいて感動しましたし、こんなにも私のことを好きでいてくれることが本当にうれしくて。私自身、もっともっとファンの方たちのためにも頑張らなきゃいけないなと思いました。あと、今回のイベントで初めてちゃんみなお姉さんと一緒にステージに立つことができたんですよ。もう、めちゃくちゃうれしかったですし、めちゃくちゃ緊張しました。もともと私はちゃんみなお姉さんのファンだったのですが、昨年8月にリリースした「SMILEY-Japanese Ver.-(feat.ちゃんみな)」でコラボレーションさせていただいて、そのご縁で韓国で一緒にご飯を食べたことはあったんです。でも、ステージで共演することはなかったので。不安や緊張もありましが、それ以上にすごく楽しみでした。

◆幸先の良い2024年のスタートとなりましたね。この先、出演してみたいテレビ番組やジャンルはありますか?

え~! 何がいいかな~? バラエティもたくさん出たいですが、やっぱり私はアーティストなので、音楽番組に出演したいです。あと、日本のアニメが好きなので、アニメの主題歌(テーマソング)を歌いたいです!

◆ソロアーティストとして今後やってみたいことはありますか?

いっぱいあります。ソロコンサートもやりたいですし、自分のYouTubeチャンネルで、いろんな企画もやってみたいです。例えば、朝から夜まで私の一日に密着した撮影やYENAのリアリティをお見せしたいですね。私は好奇心旺盛でいろんなことに興味があるのですが、今、いちばんやりたいのは海釣り。ソウルにある釣りカフェで予行演習しているので、私が初めて海釣りをする記念すべき姿を映像に収めたいです(笑)。ほかにもファンの方も参加できるような面白いコンテンツをやりたいですし、もっといろんなコンセプトの音楽にも挑戦したいです。まだまだやったことのないことの方が多いので、ちょっとでも気になることがあったら、どんどんチャレンジしていきたいです。

◆最後に、日本のファンに向けてメッセージをお願いします。

いつもYENAにたくさんの愛をくださって本当にありがとうございます。新しい作品や日本での活動も一生懸命頑張っていきますので、皆さんぜひ楽しみにしていてください!

PROFILE

●イェナ…1999年9月29日生まれ。元IZ*ONEのメンバーで、22年1月に1stミニアルバム「SMiLEY」でソロデビュー。23年8月に「SMILEY-Japanese Ver.-(featちゃんみな)」で日本デビューを果たした。

●photo/干川 修 text/星野彩乃 styling/後藤則子 衣装協力/YELLO

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