韓国メディア、クリンスマン監督の姿勢を批判 「日本の指揮官もイランの指揮官も謝罪したのに…」

AFC アジアカップ カタール 2023で決勝進出を逃した韓国代表のユルゲン・クリンスマン監督が、韓国国内で批判の対象となっている。10日、韓国メディア『スターニュース』が報じた。

韓国代表は、アジアカップ準決勝でヨルダン代表と対戦。下馬評では有利と見られていたものの、ふたを開けてみればヨルダン代表のしたたかな攻撃に屈し、0-2と完封負けを喫した。

試合後には、エースFWソン・フンミン(トッテナム/イングランド)やMFイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン/フランス)ら主力選手が反省の弁を口にした。一方、『スターニュース』は敗戦後にクリンスマン監督が見せている姿勢を疑問視。「残念な結果もさることながら、サッカーファンをさらに怒らせているのは彼の態度だ」と、指揮官を批判した。

「(グループステージ第3節の)マレーシア戦では終盤に失点して勝利を逃したにもかかわらず、微笑んでいる姿が大きな議論となった。ヨルダン戦でも、敗退直後にも笑って相手指揮官とチームを祝う姿が捉えられている。同じ時間、同じ場所でソン・フンミンはグラウンドに座り込み、ベテランのキム・ジンスは泣いていた。クリンスマン監督ただ一人だけが、異なる表情をしていたのだ」

敗退が決定した後、クリンスマン監督は「アジアカップ4強は失敗だと思わない。肯定的に考える」とコメントしている。『スターニュース』は「もちろん、アジアカップで優勝するのは簡単なことではない」としながらも、同様に敗退して大会を去った他国の指揮官たちとクリンスマン監督の“違い”に言及した。

「日本の森保一監督は、8強で敗退となった後『望んだ目標を成し遂げられなかった。申し訳なさと後悔があり、責任感を感じる。選手たちは最善を尽くした』と話した。また、4強で散ったイランのアミール・ガレノイー監督も『イラン国民に申し訳ないと言いたい』と語り、『我々は国民を幸せにする責任がある。決勝に進出しなければならなかったが、そうはならなかった」と自責の念を表した。そして『この敗北の責任を探すなら、イラン・イスラム共和国サッカー連盟でも選手たちでもなく、まさに私だ。この敗北に対する責任は私にある』とまで話した」

『スターニュース』は「クリンスマン監督は自画自賛を繰り返し、敗因を選手たちのせいにして大会を終えた。サッカーファンはもっと怒ってもいいだろう」と、指揮官を厳しく断罪した。

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