前メッツGMのエプラーが不適格リスト入り 1年間の職務停止に

日本時間2月10日、前メッツGMのビリー・エプラーがMLB機構の不適格リストに登録されたことが発表された。エプラーが故障者リストを不正に利用していた疑惑が浮上し、MLB機構は4ヶ月にわたる調査を実施。その結果、選手の故障を捏造し、虚偽の書類を提出して故障者リストを不正に利用していたことが判明したという。エプラーの単独行動であるとの判断がなされ、エプラーは2024年シーズン終了まで不適格リストに登録されることに。事実上、1年間の職務停止処分を受けることになった。

現在48歳のエプラーは2021年11月から2023年10月までメッツのGMを務めた。新たに就任したデービッド・スターンズ編成本部長のもとで引き続きGMを務める予定だったが、疑惑が浮上してMLB機構の調査が開始されたタイミングで突然の辞任。MLB公式サイトでメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者によると、エプラーはMLB機構の調査に全面的に協力していたという。ロブ・マンフレッド・コミッショナーが処分を解除しない限り、エプラーは2024年シーズン終了まで、MLB機構やMLB球団の役職に就く資格がない。

エプラーの処分が決まったことを受け、メッツは「我々はMLB機構の調査結果を通達されました。ビリー・エプラーは2023年10月5日に辞任し、現在はデービッド・スターンズがフロントオフィスを率いています。よって、我々はこの問題が解決したとみなし、これ以上のコメントは控えさせていただきます」とのコメントを発表した。

メッツは今オフ、エプラーの後任となるGMを新たに採用しておらず、イアン・レビン(GM補佐)、ベン・ゾーズマー(GM補佐)、ジョナサン・ストランジオ(野球運営部門上級副社長)らがスターンズ編成本部長をサポートする役割を担っている。なお、メッツのフロントオフィスのトップは不祥事などの影響で次々に交代しており、この3年あまりの期間でブロディ・バンワグネン、サンディ・オルダーソン、ジャレッド・ポーター、ザック・スコット、エプラーに続いてスターンズが6人目となっている。

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