文末の「。」は怖い?俵万智さんの“マルハラ”に一石投じる一首に反響「何でもハラスメントになる時代」という意見も

俵万智さん

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歌人の俵万智さんが2月8日、自身のXを更新し投稿した一首に反響が寄せられている。SNSには「さすがです」「優しさが滲み出ている」などとコメントが多数集まっている。

俵さんはXで「句点を打つのも、おばさん構文と聞いて…この一首をそっと置いておきますね~」と前置きした上で、「優しさにひとつ気がつく ×でなく○で必ず終わる日本語」とよんだ。

俵さんの一首は唐突によまれたわけではなく、注目の話題と関連していた。

句読点の使い方や「マルハラ」に反応。一石を投じるかたちに

俵さんの一首は、若者のLINEなどでの句読点の使い方や「マルハラ(マルハラスメント)」を暗に意味し、それに触れたものだったと受け取られている。

「マルハラ」とは、例えば「承知しました。」など文章の最後に「。」がつくことに対して、若者が恐怖心を抱いているという事象のこと。

文末にある「。」を威圧的に感じ、「(相手が)怒っているかもしれない」と受け取ってしまうと一部のメディアなどで報じられ、大きな注目を集めていた。

産経新聞の報道では、23歳女性の声として「読みやすくするための句点でルールだと理解しているが、区切られてシャットアウトされている印象がある。会話が続けにくい」という意見を紹介。俵さんの一首は、この部分にも着目していたとみられる。

「怖い印象がある」という声もある一方で、「別に思わない。正しい使い方。過剰なように思うし、何でもハラスメントになる難しい時代」という意見もあり、個人や世代間でも意見が分かれるようだ。

時代によって変わるものもある、言葉の使い方や用法。「マルハラ」皆さんはどう思いますか?

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