フィリーズ・マーシュが左ひざ手術 シーズン開幕には間に合う予定

ブランドン・マーシュ(フィリーズ)は今週はじめ、左ひざに痛みと腫れを感じ、チームドクターの診断を受けるためにフィラデルフィアへ移動した。そして日本時間2月10日、フィリーズはマーシュが左ひざの手術を受けたことを発表。復帰には3~4週間を要する見込みだが、デーブ・ドンブロウスキー編成本部長は「新しい怪我ではない。軟骨が浮いているのが見つかった。それが移動して、今週になって初めて痛みを感じたようだ。シーズン開幕には間に合うと思っているよ」と新たな補強には動かないことを示唆した。

今季のフィリーズは左翼マーシュ、中堅ヨハン・ロハス、右翼ニック・カステヤノスという外野トリオが予定されており、クリスチャン・パチェとジェイク・ケイブの2人が控え外野手としてスタンバイする。日本時間2月8日にレッドソックスからウエーバーで右腕マックス・カスティーヨを獲得した際、外野手のシモン・ムジオッティをDFAとしており、ロースターの40人枠に登録されている外野手は前出の5人のほかに、指名打者として起用される予定のカイル・シュワーバーだけ。しかし、ドンブロウスキー編成本部長は新たな外野手を獲得するつもりはなく、有事の場合にはマイナー契約を結んでいるカル・スティーブンソンを起用する方針のようだ。

現在26歳のマーシュは2021年にエンゼルスでメジャーデビューし、2022年8月にローガン・オホッピーとの1対1のトレードでフィリーズに加入。昨季は規定打席に届かなかったものの、センターのレギュラー格として133試合に出場し、打率.277、12本塁打、60打点、10盗塁、OPS.830と自己最高の成績を残した。昨年のポストシーズンは12試合で打率.342と活躍。好守も健在だが、ロハスの台頭により、今季はレフトが主戦場となる見込みだ。

ドンブロウスキー編成本部長は「開幕に向けて、我々の外野手のプランは変わらない。FAの選手たちは保証された立場を欲するが、我々はその保証を与えることができない。お金の問題ではなく、出場機会の問題なんだ」と新戦力を獲得する可能性を改めて否定。もしマーシュが開幕に間に合わなければ、控え外野手のパチェやケイブを起用してその穴を埋めることになりそうだ。

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