31年ぶりの新作『瞳をとじて』のビクトル・エリセ監督より、日本のファンに向けたビデオメッセージが到着

最新作『瞳をとじて』が2月9日(金)より全国順次公開中のスペインの名匠・ビクトル・エリセ監督より、日本のファンに向けたビデオメッセージが届いた。

ビクトル・エリセから日本のファンだけに向けた貴重なビデオメッセージ

映像の中でエリセ監督は「日本は、いつも私の作品に最も愛と理解を示してくれる国で、私は心から感謝しています」と日本の観客へ感謝を述べ、続けて「生涯を通して、私は過去の偉大な映画監督たちの教えを追い続けてきました。中でも日本映画の巨匠たちは、常に私の中で重要で不可欠な存在でした。謹んで言えば、私は彼らとおなじものを自分の映画に求めてきたのです」と日本映画界の巨匠監督たちに敬意を示している。映像の冒頭では「おはようございます」、結びには「元気でな!」と粋な日本語も披露し、エリセ監督の、日本の観客への愛と温かな人柄が映像から滲み出ている。

この度のメッセージは本作の日本配給を担当するギャガが、監督とご子息に直接依頼したことで実現。『瞳をとじて』の公開を心待ちにする日本のファンの期待の声やエリセ作品への熱い想いと共に依頼をしたところ、すぐにビクトル・エリセ監督から縦型動画という形で御礼が届いた。配給チームは「招待していた来日は叶いませんでしたが、こんなにも愛のあるビデオメッセージをいただき、思わず涙が出た」と感極まっている。

『瞳をとじて』
2月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ 他 全国順次公開中
配給:ギャガ

かつての親友は、なぜ姿を消したのか――。
未完のフィルムが呼び起こす、記憶を巡るヒューマンミステリー

【STORY】
映画『別れのまなざし』の撮影中に主演俳優フリオ・アレナスが失踪した。それから22年、当時の映画監督でありフリオの親友でもあったミゲルはかつての人気俳優失踪事件の謎を追うTV番組から証言者として出演依頼を受ける。取材協力するミゲルだったが次第にフリオと過ごした青春時代を、そして自らの半生を追想していく。そして番組終了後、一通の思わぬ情報が寄せられた。 「フリオによく似た男が海辺の施設にいる」――。

© 2023 La Mirada del Adiós A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.

© 株式会社近代映画社