デ・ヨングがついに移籍? 本人がバルセロナの現状に失望、クラブも帳尻合わせで売却検討か

退団話が出てきたデ・ヨング[写真:Getty Images]

バルセロナのオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨング(26)は今夏退団の可能性が高まっているようだ。スペイン『Relevo』が報じた。

2019年夏にアヤックスからバルセロナへと加わり、在籍5年目を迎えているデ・ヨング。資金難やサラリーキャップの問題を抱えるチームにおいて、高年俸かつ多くの移籍金が見込める選手であることからこれまでも退団の噂が何度か浮上していたが、バルセロナ愛の強いデ・ヨングは現在もチームの中心として活躍を続けている。

しかし、ジャーナリストのルイス・カヌート氏は『Esport3』の番組『ONZE』で、デ・ヨングがバルセロナ退団の扉を閉ざすことはもはやなく、マンチェスター・ユナイテッド移籍が成立しなかった2年前の夏とは全く状況が異なると説明。デ・ヨングはクラブの現状に失望し、契約した際の期待が果たされていないと感じているとのことだ。

一方、『Relevo』によると、バルセロナ側もデ・ヨングのパフォーマンスが期待以上でないことから、退団にも否定的ではない模様。先日、スポーツ・ディレクター(SD)のデコ氏は「チームを改善し、悪化させないことを目的として選手を売却する必要はない」「ムバッペと契約するためにアラウホとフレンキー・デ・ヨングを売却するのは間違いだ」と述べていたが、スポーツ部門はそのコメントとは対照的に、帳尻を合わせるための夏の売却を視野に入れているようだ。

なお、給与の支払いが延期されていたデ・ヨングは今が最も稼ぎの多いシーズンとなっていて、年俸は2480万ユーロ(約39億9000万円)とのこと。売りに出されるとなれば引く手数多となりそうだが、事態はどのように動いていくのだろうか。

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