複数の同僚にセクハラ発言、警部を訓戒処分 群馬県警

 同僚へのセクハラに当たる発言があったなどとして、群馬県警が警部を所属長訓戒の内部処分としていたことが9日、情報開示請求に基づく県警への取材で分かった。これを含め1月中に4人が「監督上の措置」と呼ばれる内部処分を受けた。

 監察課によると、警部は昨年5~10月、複数の同僚に対してセクハラに当たる発言や、やる気をそぐ発言をした。調査に「嫌な思いをさせて申し訳ない」と話したという。

 巡査部長は11~12月に複数回、「お前なんか大嫌いだ」といった言葉によるパワハラがあったとして本部長注意、別の巡査部長は1月、貸与されている情報端末を現場に置き忘れて所属長注意となった。市民が見つけて発覚し、操作にはパスワードが必要なため情報流出はないという。

 警部補は12月に「自分のことが嫌になった」と思い悩んで無断欠勤し、本部長注意を受けて辞職した。

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