米、イスラエルに国際法順守の必要性強調 武器支援巡り

Steve Holland

[ワシントン 9日 ロイター] - 米ホワイトハウスは9日、米国から武器を受け取る国に国際法順守の必要性について念を押す新たな国家安全保障メモについてイスラエルに説明したと明らかにした。

米国が提供する軍事装備品の使用に新たな条件を設けるものではないが、各国が要件を満たしているかどうか議会に毎年報告書を提出することを政権に義務付けている。

メモは政権の方針を示すもので、国家安全保障を担当する閣僚幹部に8日に送付された。米政府はイスラエルに年間38億ドルの軍事支援を行っている。

ホワイトハウスのジャンピエール報道官は、イスラエル側がメモで求められているような確約を行う意向を改めて示したと述べた。

ある米当局者は、米国の武器を使う他の国々も通知を受けたと語った。

メモの一節は、米国の軍事支援を受ける国に対し「国際法の下での義務を尊重し、民間人に危害が及ぶリスクを減らす」よう念を押している。

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