西日本、大気不安定に注意 強い寒気、雷・突風恐れ

 強い寒気が流れ込む影響で、西日本は12日午前中にかけて、大気の状態が非常に不安定になる見通しだ。気象庁は10日、落雷や突風、急な強い雨に注意するよう呼びかけた。ひょうが降る恐れもあり、農業への被害に備える必要もある。

 気象庁によると、西日本の上空約5500メートルには11日から12日にかけて、氷点下30度以下の強い寒気が入る。大気が不安定になるため、局地的に積乱雲が発達するとみられる。

 真っ黒な雲が近づいてきたり、急に冷たい風が吹いたりすると、発達した積乱雲が接近する可能性があり、建物内に入って雷や突風を避けるよう求めている。

© 一般社団法人共同通信社