バルサ、ベルギー代表MF獲得へエヴァートンと接触か…約64億円での獲得目指す

バルセロナは、エヴァートンに所属するベルギー代表MFアマドゥ・オナナの獲得に動いているようだ。9日、スペイン紙『スポルト』が報じた。

報道によると、バルセロナのデコSD(スポーツ・ディレクター)が、フィジカルを武器とする選手がチームの鍵になると判断し、オナナに注目。テクニカルな選手の獲得を望んでいたシャビ監督が今季限りで退任することもあり、エヴァートンへの入札を開始したようだ。

ただ、財政難のバルセロナにとって、オナナの獲得は険しい道のりとなりそうだ。『スポルト』紙によると、エヴァートンが移籍金6000万ユーロ(約96億円)を要求しているのに対し、デコSDはオナナへの投資上限額を4000万ユーロ(約64億円)に設定しているという。「同額での獲得が可能であればオファーを出す」とデコ氏はすでに確約しているようだが、「そのためにはもちろん、選手がバルセロナへの移籍を望んでいなければならない」と『スポルト』紙は指摘している。

なお、バルセロナがオナナを獲得するためには、選手売却での資金ねん出が必要な模様。また、チェルシーやアーセナルなど、同選手の獲得を目指す強力なライバルも複数いるようだ。

現在22歳のオナナは、ホッフェンハイムの下部組織出身。2020年夏に加入したハンブルガーSVでプロデビューを飾り、2021年夏に加入したリールでブレイク。2022年夏にエヴァートンへ完全移籍した。エヴァートンでも中盤の主力として活躍し、ここまで公式戦59試合に出場中。2022年6月にデビューを果たしたベルギー代表では、通算9キャップを刻んでいる。

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