小澤征爾さん 「技術以上のもの教えてくれた」市民や関係者に涙  楽都・松本に献花台

指揮者の小澤征爾さんをしのんで、10日午後、長野県松本市に献花台が設けられました。多くの人が別れを惜しんでいます。

今月6日、心不全のため亡くなった世界的指揮者・小澤征爾さん(享年88)。

小澤さんが1992年から30年余り総監督を務めてきた「セイジ・オザワ松本フェスティバル」の会場には、市民や関係者が次々に訪れ花を手向けました。

松本市民の女性:
「子どもたちが金管バンドに入っていて、歓迎パレードとか関わっていただいたので思い出深い」

松本市民の女性:
「数年前、リハーサルを見させていただいた。赤いスニーカー履いて元気に出ていらした。色んな思い出と…寂しいです」

オペラにも参加 市民合唱団の男性:
「最高の水準の音楽に素人が出させてもらって音楽の技術そのものだけじゃなく、それ以上のものを教えてもらった気がします。私もどんな形であれ音楽を楽しみたい」

献花台は12日まで、まつもと市民芸術館やキッセイ文化ホールなど松本市内3ヵ所に午前9時~午後5時に設けられます。

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