アラスカ西岸近くを飛行 核搭載可能なロシア爆撃機

 ロシア国防省は10日、航空宇宙軍の核兵器搭載可能な長距離戦略爆撃機ツポレフ95MS2機が、米アラスカ州西岸に近いベーリング海の公海上を7時間以上飛行したと発表した。戦闘機スホイ30が同行した。

 7日にも同型の爆撃機2機がベーリング海を飛行したばかり。米国をけん制する狙いとみられる。

 国防省は、飛行は国際規範に従って行われたとし、長時間飛行は北極海や北大西洋、黒海、バルト海、太平洋の公海上でも定期的に実施しているとしている。(共同)

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