日本の学校文化を就学前に理解 福島県郡山市・こおりやま日本語教室のプレスクール開講

返事や座り方など学校でのマナーを学ぶ子どもら

 両親とも外国人の子どもが就学前に日本の学校文化を学ぶ県内初のプレスクールが10日、福島県郡山市で開講した。初日はベトナム、中国、ボスニア・ヘルツェゴビナ、トルコにルーツがある子ども4人と保護者が参加し、学校でのマナーや行事などに理解を深めた。

 こおりやま日本語教室の主催。子どもたちは返事やあいさつ、座り方を実践した他、歌やリズムに合わせて平仮名を覚えた。保護者は小学校の年間予定や親が参加する行事、クラス替えなどの制度を学んだ。

 教材は外国人の保護者が不安に思ったり困惑したりした内容を盛り込んだ。4月以降も保護者アンケートの結果を基に改良し、多言語にしてホームページで紹介する。他県のプレスクールの内容も取り入れる。代表の三田真理子さんは「タブレットやアプリの活用など最新の動向も取り入れていきたい」としている。

 2月24日と、3月9日、23日にも開く。午前10時30分から正午まで。受講の申し込み、問い合わせは日本語教室へ。

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