交番の執務室に理由なく侵入した疑い 建設作業員の男を逮捕=静岡・三島市

2月10日未明、静岡県三島市にある交番の執務室に正当な理由なく侵入したとして、自称・建設作業員の男(36)が逮捕されました。

建造物侵入の疑いで緊急逮捕されたのは、静岡県駿東郡長泉町に住む自称・建設作業員の男(36)です。

警察によりますと、男は2月10日午前3時30分ごろから午前5時50分ごろまでの間、静岡県三島市にある三島駅前交番の執務室に正当な理由なく侵入した疑いが持たれています。

男は犯行の直前、「財布を落とした」との理由でこの交番をを訪れていて、警察官がパトロール中で不在だったため、交番に設置されている三島警察署につながる電話を使い、財布の紛失届を提出しました。

その後、交番を出ずそのままカウンターの奥にある執務室に侵入し、約2時間にわたって休憩をしていたということです。

午前7時ごろ、パトロールを終えた警察官が交番に戻ってきた時には、男はいなくなっていましたが、元々揃えてあった執務室の椅子が乱雑になっていることを不審に思い、防犯カメラを確認したことで事態が発覚しました。

電話で財布の紛失届を受理した三島警察署の警察官によりますと、電話口の様子から、男は酒に酔っていたとみられるということです。

男は「入ったことに間違いありません」と、容疑を認めているということです。

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