市バスのクレジットカードタッチ決済、3月1日から導入 鹿児島市 決済額9660円到達で月内乗り放題のサービスも

鹿児島市営バス

 鹿児島市交通局は3月1日から、市バスでクレジットカードタッチ決済を導入する。1カ月のタッチ決済額が市バスの通勤定期券と同額の9660円に達すると、その月内は市電、市バスが乗り放題となるサービスも始める。

 タッチ決済は、クレジットカードやカードを登録したスマートフォンを車内の専用機器にかざして支払う。市電では2022年度から使えるようになっており、バス客の利便性向上を図る。

 乗り放題は、一つのクレジットカードを使用するなどの条件を満たし、月内の使用額が9660円となった場合に自動的に適用される。

 市によると、公共交通機関のタッチ決済で月額の上限額を設けるのは全国初。市バス定期券は3カ月分を購入した場合は割り引きがあるが、タッチ決済では受けられない。市が公共交通不便地で運行する「あいばす」はタッチ決済はない。

市バスに設置されるタッチ決済の専用機器(鹿児島市交通局提供)

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