東部にロシア無人機、7人死亡 ハリコフ、乳幼児も犠牲

10日、ウクライナ東部ハリコフで、ロシア無人機の攻撃現場で消火活動に当たる消防士ら(ロイター=共同)

 【キーウ共同】ウクライナ東部ハリコフ州のシネグボフ知事は10日、州都ハリコフにロシア軍の無人機攻撃があり、少なくとも7人が死亡したと発表した。死者には生後6カ月の乳児や4歳と7歳の子どもが含まれる。

 シネグボフ氏は石油施設が攻撃され、燃料漏れが起きていると述べた。大規模な火災が発生し、15軒ほどの住宅が燃えたとの情報もある。ロシア軍は国境に近いハリコフやその周辺を頻繁に攻撃している。

 ゼレンスキー大統領は9日、シャプタラ参謀総長を解任し、後任にバルヒレビッチ少将を任命した。8日のザルジニー軍総司令官解任に続いて人事を刷新し、戦況の打開につなげる考え。

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