メッシの香港での騒動が思わぬ余波…3月に予定されていた中国でのアルゼンチン代表戦が2試合とも中止に

日本でプレーしたことでメッシへの批判が高まる結果に[写真:©超ワールドサッカー]

世界的なスーパースターの影響がまさかの展開となった。中国で3月に予定されていたアルゼンチン代表の親善試合について中止になることが決定した。

中国代表は、3月に杭州でナイジェリア代表と、北京でコートジボワール代表と対戦する予定だった。しかし、インテル・マイアミとして香港を訪れたアジアツアーでアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが出場せず。ケガが理由とされながら、ファンへの対応が酷いものだったとして、政府からも苦言が呈される事態となっていた。

主催者の「タトラー」も今回の件を残念がり、7日に行われたヴィッセル神戸との試合でメッシがプレーしたことが火に油を注ぐ形に。猛反発を受けた結果、チケット代の半額を返金する措置が発表されていた。

今回の件を受け、杭州市スポーツ局と北京サッカー協会がアルゼンチン代表との試合について中止を決定。杭州市スポーツ局は「不特定のよく知られた理由による突然のキャンセル」として中止を発表。北京サッカー協会も「今のところ、リオネル・メッシが出場する予定だった試合を開催する予定はない」としている。

報道によれば、今回のインテル・マイアミとメッシの行動により、中国でのメッシ批判が高まっているというものだという。

なお、コパ・アメリカが今夏行われ、その強化のために3月を使いたかったアルゼンチン。新たな開催地はアメリカになるとも見られているが、現時点でアルゼンチンサッカー協会(AFA)は何も発表していない。

© 株式会社シーソーゲーム