遠藤航先発復帰のリバプールが3トップのヘディング3発でバーンリーに勝利! 2戦ぶり白星で首位堅持【プレミアリーグ】

[写真:Getty Images]

プレミアリーグ第24節、リバプールvsバーンリーが10日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが3-1で勝利した。なお、リバプールのMF遠藤航は97分までプレーした。

前節、アーセナルに今季2敗目を喫した首位のリバプールは、降格圏の19位に沈むバーンリーを相手にバウンスバックの勝利を狙った。守備陣のミスを含め3失点を喫して敗れた上位対決からは先発5人を変更。体調不良の守護神アリソン、ジョー・ゴメスに加え、サスペンションのコナテが欠場となり、GKケレハー、クアンサー、ロバートソンを起用。また、代表戦帰りの遠藤がヌニェスと共にスタメンに戻った。

開始直後にアムドゥニの際どい枠内シュートなどアウェイのバーンリーが良い入りを見せる。

これに対してやや受け身の戦いを強いられたリバプールだが、時間の経過とともにボールを握って押し返していく。10分過ぎにはアレクサンダー=アーノルド、カーティス・ジョーンズとミドルレンジからのシュートでフィニッシュまで持ち込む。

前半半ばを過ぎてもほぼイーブンの展開が続くが、相手のミスを突いたホームチームが先にゴールをこじ開ける。31分、右CKの場面でアレクサンダー=アーノルドが右足インスウィングの高いボールを入れると、飛び出したGKトラッフォードが被ってはじき損ねた背後にポジションを取っていたジョタがヘディングシュートを流し込んだ。

攻撃が停滞しながらも先制に成功したリバプールは、37分にもボックス右に抜け出したヌニェスからの絶妙な折り返しに反応したルイス・ディアスがゴール前で決定的なシュートを放つ。だが、これは左足で懸命にかき出したGKトラッフォードのビッグセーブに阻まれる。

すると、ここまで粘り強く戦ってきたバーンリーが前半終了間際にワンチャンスを活かし切る。45分、右CKの場面でキッカーのブラウンヒルが右足アウトスウィングのボールを入れると、中央で完全に競り勝ったオシェイのヘディングシュートがゴール右隅に決まった。

下位相手に内容面を含めて難しい前半となったリバプールは、アレクサンダー=アーノルドを下げてエリオットをハーフタイム明けに投入。この交代でカーティス・ジョーンズが右サイドバックにポジションを変えた。

すると、結果的にこの交代策が早い時間帯の勝ち越しゴールに繋がる。52分、相手ボックス付近での続けての球際の攻防から遠藤が引っかけたボールがボックス右でフリーのエリオットにこぼれると、すかさず入れた低弾道のクロスがDFに当たってゴール前に流れたところに詰めたディアスのダイビングヘッドが決まった。

幸先よくリードを手にしたリバプールは中盤でゲームをコントロールしつつ、遠藤を起点としたカウンターからフィニッシュに持ち込むなど冷静に進めていく。

一方、勝ち点を持ち帰るために前に出る必要があるバーンリーは、背後への抜け出しからフォファナに続けて決定機が訪れるが、GKケレハーの好守とシュートミスによってチャンスを活かし切れない。

続けざまのピンチを凌いだリバプールは後半半ばを過ぎて再び攻撃のギアを上げていく。そのなかで3トップが良い絡みでチャンスに絡んでいくと、再びセットプレーからゴールをこじ開ける。

79分、セットプレーの二次攻撃から右サイドのエリオットが正確なクロスを入れると、ファーサイドのヌニェスが強さと巧さを兼ね備えたヘディングシュートをゴール左隅に流し込んだ。

これで勝負を決めたリバプールはバーンリーの反撃を冷静に凌ぎながら試合をクローズにかかる。さらに、試合終盤には遠藤、マク・アリスター、ロバートソンを下げて負傷明けのツィミカス、マコーネル、クラークをピッチに送りこんだ。

そして、3トップのヘディングによる3発で下位相手にきっちり勝ち切ったリバプールが、アーセナル戦敗戦を払しょくすると共に首位を堅持した。

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