【DeNA】牧秀悟が4年目の球界史上最高額更新、東克樹も約4倍増で大台突破 2024年俸ランキング

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牧秀悟が1億1000万円増の2億3000万円で2位に

昨季は2年連続のAクラスとなる3位に入ったDeNA。このオフに今永昇太がポスティング制度を利用してMLBのシカゴ・カブスへ移籍したが、国内FA権を取得した戸柱恭孝と石田健大らの引き留めに成功した。三浦大輔政権4年目を迎える今季、1998年以来となるリーグ優勝に期待が高まっている。

そんなDeNAの外国人選手を除く2024年の年俸ランキングトップ10は以下の通り(金額は推定)。

■2024年DeNA年俸ランキングトップ10

1位 山崎康晃 3億円(±0)
2位 牧秀悟 2億3000万円(1億1000万△)
3位 宮﨑敏郎 2億円(±0)
4位 佐野恵太 1億5500万円(1500万▼)
5位 三嶋一輝 1億2000万円(±0)
5位 桑原将志 1億2000万円(±0)
7位 伊勢大夢 1億1000万円(1800万△)
8位 東克樹 1億500万円(7890万△)
9位 石田健大 8000万円(1800万△)
10位 戸柱恭孝 7500万円(3500万△)

※()内は前年比

トップは3億円で現状維持の山﨑康晃。昨季は前半戦に20セーブを挙げるも、シーズン途中に不振により中継ぎへ配置転換。最終的に49試合に登板し、3勝7敗20セーブ8ホールド、防御率4.37の成績に終わった。昨オフに6年の大型契約を結んだ右腕は、通算250セーブまであと23に迫る中、今季は1年間守護神としての務めを果たせるか注目だ。

2位は2億3000万円で牧秀悟。昨年は3月のWBCで日本代表の一員として世界一に貢献し、シーズンも全143試合に出場して打率.293、自己最多となる29本塁打を記録。164安打、103打点をマークし、最多安打と最多打点の2冠に輝いた。

年俸は昨年から1億1000万円の大幅増。2億3000万円はプロ4年目以内の選手では球界史上最高額となった。今季からはキャプテンにも就任し、名実ともにチームをけん引する役割が期待される。

3位は2億円で宮﨑敏郎。プロ11年目の昨季は開幕からヒットを量産し、自己最高となる打率.326で自身6年ぶり2度目の首位打者に輝いた。9月25日の巨人戦では、史上最遅となる1075試合目で初盗塁もマーク。6年契約の3年目となる今季も打線の中軸を担い、チームの勝利に貢献する。

佐野恵太がトップ10内で唯一ダウン

4位は佐野恵太で1億5500万円。昨季は141試合に出場し、打率.264、13本塁打、65打点。いずれも前年の数字を下回り、年俸も昨年から1500万円ダウンとなった。この悔しさを糧に今季は、打撃3部門すべてでキャリアハイの数字を叩きだしたい。

5位は1億2000万円でともに現状維持となった三嶋一輝と桑原将志。三嶋は2022年8月に国指定の難病「胸椎黄色靱帯骨化症」の手術を受け、リハビリを経て復帰した昨季は、27試合に登板して3勝1敗6ホールド、防御率4.84だった。3年契約の最終年を迎える今季は安定した投球を見せ、勝利の方程式への復帰を目指す。

一方の桑原は昨季132試合に出場し、打率.252、7本塁打、35打点の成績で、自身6年ぶり2度目のゴールデングラブ賞を受賞した。価格変動制の4年契約を結んでおり、今季が3年目となる。昨季は6月に左ふくらはぎの肉離れで離脱しただけに、シーズン通して走り抜けることができるか注目だ。

7位は伊勢大夢で1億1000万円。昨季は58試合に登板し、チームトップタイの33ホールドを挙げたが、防御率は自身ワーストの3.22に終わった。それでも1800万円アップで5年目にして1億円の大台を突破。今季は守護神の座を奪取し、さらなる飛躍の年としたい。

東克樹も約4倍増で1億円突破

8位は1億500万円で東克樹。昨季は球団タイ記録となる12連勝をマークするなど、16勝3敗、防御率1.98と大車輪の活躍。最多勝と最高勝率の投手2冠のほか、ベストナインにも輝いた。年俸も2610万円から7890万円の大幅アップ。今季も先発陣の柱として今永昇太が抜けた穴を感じさせない働きが期待される。

9位は8000万円で石田健大。昨季は5年ぶりに開幕投手を務めるなど23試合に先発するも、4勝9敗、防御率3.97と不本意な成績に終わった。シーズン終了後には国内FA権を行使して残留。4年総額4億円の複数年契約を結んだ。今季は自身の投球を取り戻し、初のタイトル獲得を目指す。

10位は7500万円で戸柱恭孝。昨季は山本祐大、伊藤光との併用の中、70試合に出場して打率.242、5本塁打、19打点をマークした。シーズン中に国内FA権を取得したが、行使せずに残留。球団と新たに4年契約を結び、年俸も3500万円アップとなった。今季もベテラン捕手として存在感を示し、チームの勝利に貢献したい。



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