岩手銀行が「テレビ相談窓口」 支店から本店の専門行員と相談

巣子支店に設置された「テレビ相談窓口」

 岩手銀行(岩山徹頭取)は今月、滝沢市の巣子、滝沢の両支店で相続手続きに関する「テレビ相談窓口」の運用を始めた。盛岡市中央通の本店にいる専門スタッフがモニターを通じて相談に応じるほか、支店の混雑緩和を図る。

 巣子支店にはモニター、スキャナー、カメラ2台を設置した。モニターを立ち上げると本店の相続センターにいる行員とつながり、画面越しに会話できる。スキャナーで資料を共有でき、頭上のカメラで来客の手元を映し書類確認や記入をサポートする。

 相続手続きは書類が多く複雑なため、支店の窓口を訪れ直接相談する住民が多い。窓口の混雑につながるほか、応対に専門知識が必要なため行員の負担も課題となっている。今後、テレビ相談窓口で相続以外の分野も受け付け、設置店舗を広げていく予定。

 待ち時間を短縮できるため電話での予約を推奨している。予約は滝沢支店(019.684.4681)、巣子支店(019.688.3031)へ。

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