色鮮やか ひな飾り2000点 創作人形も 茨城・那珂3会場

色鮮やかなひな飾りを楽しむ来館者=那珂市戸崎

子どもの健やかな成長を願う「那珂のひなまつり」が茨城県那珂市内の3会場で開かれている。3会場で計約2000点の色鮮やかなひな人形やつるしびな、創作人形が並び、訪れた人たちを楽しませている。3月3日まで。

まつりは市歴史民俗資料館と那珂つるしびなの会主催で16回目。会場は同市戸崎の同資料館、同市菅谷の曲がり屋、同市古徳の総合センターらぽーるの3カ所。

資料館の展示スペース中央には明治時代のひな人形が飾られ、周囲にはバラやボタン、クジャクなど色鮮やかな飾りがつるされている。古い着物などを再利用した創作人形は細部まで作り込まれ、表情の違いなども楽しめる。

生後2カ月の娘を連れて資料館を訪れた神永七海さん(26)は「貴重なクラシカルなおひなさまを見ることができて良かった。子どもには健やかに育ってほしい」と目を細めた。

18日は資料館で学芸員による展示解説があるほか、同市福田の中央公民館でストラップ作り体験も行われる。曲がり屋では会期中の金曜日から日曜日までと祝日に、手作り小物やミニつるしびなが販売される。

曲がり屋は無休、他の2会場は月曜休館。

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