新鮮な地魚 1時間で完売 とれたて市にぎわう 茨城・大洗

とれたて市でシタビラメの干物を買い求める来場者=大洗町磯浜町

魚食文化を広めようと「大洗地魚とれたて市」が10日、茨城県大洗町磯浜町の町漁協活魚場で開かれ、買い物客が地元で水揚げされたヒラメやスズキなど新鮮な地魚を買い求めた。

大洗漁港でこの日朝に水揚げされた約10種の地魚を中心に、「ウシカ」と呼ばれるシタビラメの干物や鹿島灘産ハマグリも販売。目当ての魚を吟味したり、スタッフにレシピを尋ねたりする買い物客の姿が見られ、1時間ほどで完売する盛況ぶりだった。

同時開催の「大洗マルシェ」には地元酒蔵の日本酒や地ビール、笠間焼の食器が並び、買い物客は地魚との相性を思い浮かべながら買い物を楽しんだ。同県常総市の会社員、松崎勇さん(54)は「ハマグリと笠間焼のカップで晩酌するのが楽しみ」と笑顔を見せた。

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