バックス移籍のベバリーが新天地デビュー リバースHC称賛「ポジティブなエネルギーを持っている」

ミルウォーキー・バックスに加入したパトリック・ベバリーは、日本時間2月10日(現地9日)に行われた本拠地でのシャーロット・ホーネッツ戦で新天地デビューを果たし、120-84の勝利に貢献した。同僚や指揮官も35歳のベテランを称賛している。『ESPN』のジャマル・コリアー記者が伝えた。

バックスは2月9日(同8日)、キャメロン・ペインと2027年ドラフト2巡目指名権を放出し、シクサーズから守備職人のベバリーを獲得。早速翌日のホーネッツ戦にベンチスタートから途中出場してバックスデビューすると、12分間のプレイで6得点(フィールドゴール2/5、3ポイント2/3)、1リバウンド、4アシストの成績を残した。

第1クォーター残り2分28秒にベバリーがコートに立つとホームのバックスファンから歓声で出迎えられ、3ポイントを決めたあとにはさらに声援が大きくなった。連敗を3でストップしたバックスはホーネッツを84得点(被フィールドゴール成功率34.2%)に抑えたが、2019年11月以来の最少失点だった。

ベバリーは試合中、サイドラインでディフェンスのコールを繰り返すなどリーダーシップを発揮。デイミアン・リラードは「彼はエネルギーをもたらし、強みと経験をもたらしてくれた。自分がチームに何をもたらせるかを知っている。コートに入ってきた瞬間に彼の声が聞こえたよ」と、頼もしい新戦力を称えた。

ベバリーは「俺のやり方だと、全員をハッピーにすることはできない。何人かを怒らせたり、がっかりさせてしまうかもしれない。自分に高い基準を設定しているし、ほかのみんなも同じであってほしい」と語りつつ、優勝争いをできるチームに加入したことに関して「それが俺にとって唯一残されたものさ」と、タイトル獲得に意欲を覗かせた。

チームを率いるドック・リバースHC(ヘッドコーチ)も、「彼はポジティブなエネルギーを持っている。チームメイトにも、自分にも責任を持たせる。ただ勝ちたいだけなんだ」と、“ベバリー効果”に期待を寄せていた。

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