福井県かきぞめ競書大会、151人の栄誉たたえる 大賞と推薦、福井新聞社で表彰式

賞状を受け取る大賞の津田大輔君(中央)ら=2月10日、福井県福井市の福井新聞社・風の森ホール

 第88回福井県かきぞめ競書大会(福井新聞社主催、若越書道会共催、福井県書道教育研究会協力、げんでんふれあい福井財団、北陸銀行、三谷市民文化振興財団特別協賛)の表彰式が2月10日、福井新聞社・風の森ホール(福井市)で行われた。最高賞の大賞に輝いた津田大輔君(瓜生小学校6年)ら4人と、推薦の147人の計151人の栄誉をたたえた。

 福井新聞社の吉田真士社長は「能登半島地震で心落ち着かせ、書に向き合うことが難しいと感じた人も少なくないと思うが、ここに集まった皆さんは実力のある人ばかり。受賞を大きな自信にして、今後の一層の努力と研さんにつなげてほしい」とあいさつした。

 若越書道会の小林玉秋会長は「基礎基本を踏まえ、伸び伸びした中にも、芯のしっかりした線質で、安定した作品が多かったように思う。それぞれに工夫された個性豊かな作品が多くあった」と講評した。

 大賞の津田君と伊藤千翔さん(鯖江中学校3年)、芦原万里奈さん(藤島高校2年)、木下瑛斗さん(名古屋大学2年)ら受賞者に賞状と盾が贈られた。

 優秀作品の巡回展は、11日まで福井新聞社で、16~18日は鯖江市まなべの館で開く。

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