名古屋の教員団体が市教委に金品 校長・教頭に推薦する名簿提出時

記者会見する名古屋市教育委員会の担当者=11日午前、名古屋市役所

 名古屋市教育委員会は11日記者会見し、教員の人事を担当する教職員課が毎年、市内の校長会など複数の教員団体から1団体当たり5千円~3万円程度の現金や商品券を受け取っていたと明らかにした。団体側は小中学校の校長や教頭に推薦する教員の名簿を提出する際などに渡していたという。長年の慣習になっていたとみられ、市は近く調査を始める。

 市教委によると、名簿は校長、教頭、教務主任に推薦する内容。市教委は金品を激励や陣中見舞いのつもりで受け取り、教員採用試験後の打ち上げなどに使っていたと説明した。

 河村たかし市長は同日、記者団の取材に「徹底的に真相解明する」と述べた。

名古屋市役所=2023年

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