話題のイチロー・カノー・ヘルナンデス イチローと無関係だった

レッズは日本時間2月7日にメキシコ出身のスイッチヒッター、イチロー・カノー・ヘルナンデスと契約したことを発表した。契約翌日に19歳の誕生日を迎えたこの三塁手は、その特徴的な名前で大きな注目を集め、話題となった。年齢的にも、当時マリナーズで活躍していたイチローにちなんで名付けられた可能性があったからだ。しかし、MLB公式サイトでレッズを担当するマーク・シェルドン記者によると、名前の由来は元マリナーズのイチローではないという。名前の由来をヘルナンデス自身が明かしている。

ヘルナンデスは球団を通して発表したコメントのなかで「僕の父親にはイチローという名前の日本人のサーファーの友人がいた。両親は彼にちなんで僕に名付けたんだ」とファーストネームの由来を説明。「僕の父親の名前はエウヘニオ。両方の家族に男の子が生まれる予定だったから、彼らはお互いの名前を息子につけることにした。僕の父親は友人の名前(イチロー)を僕につけた。日本人の友人は父親の名前(エウヘニオ)にちなんで息子に名付けたんだ」と語り、通算3089安打の安打製造機・イチローが自身の名前の由来ではないことを明言した。

メキシコ出身のヘルナンデスは、2022年に17歳でプロデビュー。メキシカン・リーグでプレーし、オフシーズンにはメキシコのウィンター・リーグにも参戦した。昨季も引き続きメキシカン・リーグでプレー。メキシコ代表の一員としてU-18のワールドカップに出場した経験もある。

シェルドン記者はイチローの実績にも言及。「イチロー・スズキは日本とアメリカという2つの国にまたがって、その名を轟かせた。2001~19年のメジャー生活19年間で通算3089安打を放ち、殿堂入りを確実視されている。2001年にア・リーグのMVPと新人王を同時受賞したほか、オールスター・ゲームに10度選出され、ゴールドグラブ賞も10度受賞した」と記している。

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