ジャイアンツがマット・チャップマンとの交渉を継続中 米記者報道

ジャイアンツはブルージェイズからFAとなっているマット・チャップマンの獲得に乗り出すとの噂が絶えないが、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、スプリング・トレーニングの開始が迫った現在もチャップマン陣営と連絡を取り続けているようだ。なお、ジャイアンツが興味を示している大物FA選手はチャップマンだけではなく、ヘイマン記者はホルヘ・ソレアが獲得候補に挙がっていることにも言及。このほか、ブレイク・スネルやコディ・ベリンジャーの獲得に動く可能性もあるとみられている。

今オフのジャイアンツは大谷翔平や山本由伸の獲得を目指したものの、悲願のスーパースター獲得は今オフも実現せず、李政厚(イ・ジョンフ)、ジョーダン・ヒックス、ロビー・レイを獲得したのが目立つ程度である。成績予想システム「PECOTA」の順位予想では、81勝81敗でナ・リーグ西地区3位。ポストシーズン進出のために、さらなる戦力補強が急務となっている。

チャップマンはこれまでにゴールドグラブ賞を4度、プラチナグラブ賞も2度受賞している好守の三塁手。メジャー7年間で155本塁打を放つなど、長打力も持ち合わせている。ジャイアンツがチャップマンの獲得に乗り出すとの噂が絶えないのは、正三塁手J・D・デービスが絶対的な存在ではないことに加え、チャップマンがアスレチックスに在籍していた2017~21年に同球団で指揮を執っていたボブ・メルビンが今オフ、ジャイアンツの新監督に就任したことも影響しているとみられる。

長打力不足のチーム事情もあり、ジャイアンツはマーリンズからFAとなったソレアの獲得に興味を示していることも報じられている。また、大谷や山本の獲得に失敗してペイロールに余裕を残しているため、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は「スネルやベリンジャーの獲得に乗り出す可能性もある」と伝えている。少なくとも1人は大物を獲得してシーズン開幕を迎える可能性が高いとみられ、今後の動向が注目される。

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