カイル・ラウリーがホーネッツと決別…故郷を本拠地に置くシクサーズと契約へ

2月11日(現地時間10日、日付は以下同)。シャーロット・ホーネッツがカイル・ラウリーとの契約のバイアウトに合意し、フィラデルフィア・セブンティシクサーズと契約すると『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じた。

これはラウリーの代理人を務める『Priority Sports』のマーク・バーテルスタインが同メディアへ伝えたもので、今シーズン終了まで年俸280万ドル(約4億1720万円)でプレーすることになるという。

NBAキャリア18年目のラウリーは、183センチ88キロのポイントガード。今シーズンはマイアミ・ヒートで開幕を迎え、37試合の出場で平均28.0分8.2得点3.5リバウンド4.0アシスト1.1スティールを残すも、1月24日のトレードでホーネッツへ移籍していた。

37歳のラウリーにとって、ペンシルベニア州フィラデルフィアは高校時代までを過ごしたホームタウン。これまでにもシクサーズでプレーしたいと公言してきた男にとって、ようやくその願いが叶ったことになる。

現在、シクサーズは昨シーズンのMVPジョエル・エンビードが左ヒザ手術のため離脱しているとはいえ、オールスターガードのタイリース・マクシーを筆頭に、トバイアス・ハリスやケリー・ウーブレイJr.、ディアンソニー・メルトン、ニコラ・バトゥームといった有能な選手たちが在籍。

9日のトレードデッドラインではシューター兼スコアラーのバディ・ヒールド、ベテランガードのキャメロン・ペインをロスターへ加えており、11日のワシントン・ウィザーズ戦ではマクシーがゲームハイの28得点に9リバウンド7アシスト、ヒールドが23得点5リバウンド6アシスト4スティール、ウーブレイJr.が16得点7リバウンド4アシストを残して119-113で勝利し、連敗を4でストップしている。

ラウリーにとって、今シーズンからシクサーズで指揮を執るニック・ナースHC(ヘッドコーチ)はトロント・ラプターズ時代の指揮官であり、2019年には球団史上初優勝を達成。高得点を残さなくとも、リーダーシップやハッスルプレーの数々でチームに好影響を及ぼしてくれるのではないだろうか。

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