サレルニターナがF・インザーギ監督を解任へ 最下位のチームを引き上げることができず

写真:シーズン途中にサレルニターナの監督に就任したF・インザーギ監督

セリエAのサレルニターナは、2月9日のエンポリ戦で1-3と敗れたことにより、フィリッポ・インザーギ監督の解任を決めたという。イタリア『Gazzetta dello Sport』が報じており、後はクラブの公式発表を待つのみとなっているようだ。

F・インザーギ監督はパウロ・ソウザ氏の後任として、2023年10月22日のカリアリ戦から指揮を執っていたが、わずか約4カ月で監督の座から離れることになるようだ。就任後は公式戦18試合で、3勝4分11敗の成績を残しており、現在最下位のチームを降格圏から脱出させることができずにいた。

F・インザーギ監督は過去2カ月の間に2度の辞任をクラブに求めたが、いずれもクラブのダニエレ・イエルヴォリーノ会長に拒否されていた。しかし、直近のエンポリ戦での敗戦を受け、考えを改めたという。

2月17日には、実弟のシモーネ・インザーギが監督を務める首位インテルとの“兄弟対決”を控えていたが、実現することはなさそうだ。

報道によると、後任としてファビオ・リヴェラーニ氏の就任が近づいているという。現役時代にフィオレンティーナで活躍したリヴェラーニ氏は、指導者に転身後、ジェノアやレッチェ、パルマ、カリアリなどで指揮を執っている。リヴェラーニ氏とは、今シーズン終了時までの契約ですでに契約条件を合意しており、早ければ今日中(2月11日)に公式発表される予定だという。

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