「年寄りに合わせろ」明石家さんま、若者への“苦言”に「相当なんだな」「ちょい残念」寄せられる賛否

中年世代と若い世代の「話が合わない」というギャップは、いつの時代にも語られてきたテーマだが、これに対して、明石家さんま(68)が放ったひとことに注目が集まっている。

2月10日深夜放送の『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)に出演したさんまは、若い共演者が“やりがち”なリアクションに言及。アラフィフ世代以上なら誰もが知るホテル「ハトヤ」のCMの話題になった際、アシスタントが「知らない」と口をそろえたことに、「そうか、あのCMとか、まったく知らない……」と驚きを見せると、

「そうやな、もうズレがどんどんしてきてね、俺らが知ってることを、若者は知らない。なのにテレビ番組とかでは『それ古いって言われますよ~』とか『それ若者には通じないですよ』とか若者がよく言うんですけど、礼儀として年寄りに合わすべきやよね」

と苦言を呈した。さらに、

「いっつも俺らが古いし、新しい言葉を知らないとか、新しい曲(を知らないとか)、『え~! 時代が違う』とか言うねんけど、当たり前のことなんですね。お前も『ハトヤ』知らんやろ? っていう話になってくるんです、そうなると」と持論を展開。

「だから、必ずこれから若者が年寄りに合わせてあげる、『知らない』とか、バカにするのは人としてよくないということを、俺は声を大にして言いたい」と語った。

ほかのタレントと比べても、複数のレギュラー番組MCとして、若い世代との共演が圧倒的に多いさんまのリアルな声といえそうだが、これに対して、SNSではさまざまな声が寄せられた。

《大体寛容なさんまさんがこの言葉を吐くってことは、相当なんだろうな》

《さんまさんが最近覚えた単語を使うと若い子が調子に乗ってそれ古いとか言ってくるんだろう。それ古いってわざわざ言わなくてもいいことなんだよ》

《古い物が全て悪い訳じゃないし、新しい物が全て正しい訳じゃない》

こうした、さんま側に立つ声もあれば、

《さんまさんがその手のこと言うとはちょい残念》

《気持ちは解るが、若者の言う「古い」は「今の時代に合わない」という意味でもあるからな。無理に合わせても多分良いことにはならない》

《さんまは合わせて来たのか?》

など、否定的な声もあがった。

さんまは一方で、自身がMCを務める身として、新しい漫画やアニメ、人気のお笑い芸人などの情報収集は意識的にやっているとも発言。情報のアップデートも怠っていないことをアピールした。

「温故知新」という言葉は、若い世代にどこまで響くだろうか。

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