「もう動物は飼わない」と決めていたときに野良の子猫を保護 出会いを振り返り「亡き愛猫が会わせてくれたのかも」

「お別れした愛猫が出会わせてくれたのかなと思っています」と話すのは、Instagramユーザー@shironeko_mugiさん。

引用元:@shironeko_mugi

2023年6月、飼い主さんは17年と7カ月の月日をともに過ごした愛猫・ピンちゃんを亡くしました。ピンちゃんがいなくなり悲しみでいっぱいの日々を過ごしていたときに、野良の子猫・むぎくん(取材時、生後3カ月)と出会ったといいます。

飼い主さん:
「2023年11月初旬のとある日の夜、裏庭から子猫の鳴き声が聞こえたんです。裏庭に行って懐中電灯を向けると、母猫が逃げていき、雑草の中に子猫がひとり取り残されていました。

母猫がまた戻ってくるのだろうと何日間か様子を見ていましたが、母猫は二度こっそり覗きに来て以降姿を見せなくなってしまったので、子猫を保護することにしたんです」

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当時はピンちゃんとお別れをしたばかりだったため、「もう動物は飼わないと決めていた」という飼い主さん。

そんな矢先の出会いだったため、保護するまではかなりの葛藤があったそうですが、小さなむぎくんを放っておくことができずに保護することを決意したそうです。

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そして、保護に向けてさまざまな準備をした飼い主さん。本格的な寒さを迎える前に、無事にむぎくんの保護に成功したのでした。

むぎくんのひとつひとつの行動に毎回感動

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むぎくんを保護してすぐに動物病院に行くと、むぎくんは生後推定2カ月の子猫だと判明。当時はシャーシャー鳴いてあまりにも威嚇がひどかったといい、先生から「馴れるまで時間がかかりそうだね」と言われたそうですが、お迎えしてすぐに嬉しい光景が見られたそうです。

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飼い主さん:
「保護当日こそ怯えていたむぎですが、次の日に突然私の近くに来てゴロゴロし始めました。それからは、私のあとを追ってきたり、腕の中で寝てくれたりと、日に日に馴れていってくれたので、むぎの行動ひとつひとつに毎日が感動でした。

むぎを保護するまでの段階で、徐々に距離を詰めていったものの結局なでることができなかったので、お迎えしてからのこの瞬間は本当に感慨深かったです」

スクスクと成長するむぎくん。出会いを振り返り今思うことは

引用元:@shironeko_mugi

飼い主さんのもとで健やかに成長しているむぎくんは、毎日とにかくやんちゃな姿を見せているとのこと。常に走り回っていたり、どこにでも登ってみたり、何でも噛んでみたり! 猫好きさんに人気の「やんのかステップ」もたびたび見せるのだとか。

飼い主さんは「自分の体より遥かに大きなものを引っ張っているむぎの姿は微笑ましくて、つい笑ってしまいます」とのエピソードも話しており、無邪気なむぎくんを見て愛おしい気持ちでいっぱいになっているそうです。

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むぎくんと過ごす日々について、「成長していく過程を見ているのが毎日楽しいです」と話す飼い主さん。むぎくんとの出会いを振り返り、今どのようなことを思うのでしょうか。

飼い主さん:
「亡き愛猫・ピンが『いつまでも悲しまないで』と、むぎに出会わせてくれたのではないかと思います。空からピンに見守られながら、母猫から託されたちっちゃな命を大切に育てていきたいと思っています」

子猫のむぎくんが今後どのようなおとなの猫に成長していくのか、楽しみですね!

写真提供・取材協力/@shironeko_mugiさん/Instagram
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ

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