新加入のNPB最強右腕に熱い視線が注がれている。
今オフにオリックスからポスティングシステムを利用し、ロサンゼルス・ドジャースと12年総額３億2500万ドル（約463億円）の大型契約を結んだ山本由伸。現在、米アリゾナ州グレンデールの球団施設で調整を進めており、キャンプインを迎えた現地２月９日からは、ファンや報道陣が殺到するなど、早くも異様な盛り上がりだ。
これを受け、地元紙『Los Angeles Times』でドジャース番を務めるジャック・ハリス記者が自身のX（旧ツイッター）を更新。同日、メディアに囲まれた大谷翔平の写真を共有し、「新しいDHに黒山の人だかりだ」と投稿していたが、今回は、大勢のファンサービスに応じる山本の画像を掲載し、「新しい先発投手も群衆を引き寄せている」と報じた。
さらに、ドジャース専門メディアの『Dodgers Nation』は、「ヤマモトがスプリングトレーニングですでに愛を感じている…」と綴り、キャンプ地で撮影された一本の動画を引用。そこには、移動中の山本にカメラを向ける報道陣や、フェンス越しに日本人右腕を追いかけるファンの姿など、現地の熱狂ぶりが収められている。同投稿には、「初先発でどれだけ三振を奪えるか楽しみだ」「野球界の最優秀投手」「すでに人気者だね」などとコメントが寄せられている。
NPBで３年連続の投手四冠、MVP、沢村賞という実績を引っ提げ、鳴り物入りでメジャー入りを果たす山本。“投手としてメジャー史上最高額”の契約内容を見ても、過去の日本人ルーキー以上に期待が注がれていることは間違いない。果たして注目の25歳は、いかなる活躍を見せるのか。メジャー１年目のパフォーマンスに要チェックだ。
構成●THE DIGEST編集部
