対ロシア強硬派で大統領決選 フィンランド、安保争点

フィンランド大統領選の決選投票が行われた南部エスポーの投票所=11日(AP=共同)

 【ヘルシンキ共同】フィンランドで11日、大統領選の決選投票が行われた。1月の第1回投票で首位だった与党第1党の国民連合アレクサンデル・ストゥブ元首相(55)と、2位の緑の党ペッカ・ハービスト前外相(65)の争いで、いずれも対ロシア強硬派でウクライナ支援を掲げている。昨年4月の北大西洋条約機構(NATO)加盟後初の大統領選となった。

 主な争点はNATO加盟国としての安全保障の在り方。直近の世論調査でストゥブ氏が54%の支持を得て、46%のハービスト氏をリードしている。即日開票され、日本時間12日午前にも大勢判明の見通しだ。新大統領は3月1日に就任し任期は6年。

フィンランド・ヘルシンキの街頭に掲げられたストゥブ氏(左)とハービスト氏のポスター=10日(ロイター=共同)

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