阪神 今季初の紅白戦は紅組が接戦を制す 前川右京4打数4安打・ミエセスはチーム初ホームラン

◆ 飛躍が期待される前川右京が4安打の大暴れ!ミエセスの特大ホームランも飛び出した!

紅組 5-4 白組
〈2月11日 沖縄・バイトするならエントリー宜野座スタジアム〉

阪神が春季キャンプ初の紅白戦(9イニング制・特別ルール)を実施。投手野手ともにアピール合戦が白熱する試合となった。

白組先発の門別啓人は2回を3安打1失点。1回に1番佐藤輝明にバットを折りながらセンター前にチーム初ヒットを打たれ、一死一・三塁から4番中野拓夢を三振に仕留めたが、一塁走者前川右京が二盗に成功。その間に三塁走者の佐藤輝が本塁に還り、先制を許した。しかし2回は近本光司を遊直、木浪聖也を空振り三振、ノイジーを捕邪飛と三者凡退に抑えた。

白組は2回一死一塁で9番DHのミエセスが、紅組先発の茨木秀俊のインコースにシュート回転して入ってきたボールを見逃さずレフトスタンドへ豪快に運んだ。これがチーム初本塁打となり、1-3と勝ち越しに成功した。

追いつきたい紅組は3回、無死一・二塁で野口恭佑が西純矢からレフト前にタイムリーを放ち2-3と1点差に迫る。

白組は5回に湯浅京己から森下翔太、渡邉諒が連打を放つと、島田海吏がレフト前にしぶとくタイムリーを打ち、2-4と2点差にした。

紅組は6回、無死二・三塁から育成ドラフト2位の福島圭音がショート強襲のタイムリー内野安打をもぎ取る。さらに井坪陽生がセンター前、熊谷敬宥がレフト前に連続タイムリーを放ち5-4と逆転に成功した。

紅組はその後、桐敷拓馬、岡留英貴、漆原大晟と無失点リレー。白組は9回にドラフト2位の椎葉剛が無失点に抑えるも、反撃できず試合終了となった。

前川右京は紅組の2番右翼でスタメン出場。第1打席は門別啓人からヒットを放つと第2打席は西純から四球を奪う。第3打席は石井大智からあわやフェンスオーバーかという大きな右中間へのフェンス直撃の二塁打。第4打席は富田から、第5打席は浜地真澄からヒットと飛ばし打撃面での大きな成長を見せ、全打席出塁と最高のスタートを切った。

© 株式会社シーソーゲーム