姫路城マラソン、ファンラン5キロの部で運営ミス レース無効、800人に参加費返金へ

姫路城を背に、笑顔でスタートするランナーら=11日午前、姫路市の大手前通り(撮影・辰巳直之)

 姫路城マラソンを主催する兵庫県姫路市は、ファンラン5キロの部で折り返し地点のコーン設置が遅れたため、先頭が通過してそのまま進んでしまう運営ミスがあったと発表した。レースは無効となり、完走者716人のタイムは参考記録に。市は5キロにエントリーした約800人に、参加費3千円を返金する。

 市によると、ファンランのコースはフルマラソンと共通で、フルの最後尾が通過した後に折り返し地点のコーンを立てる計画だったという。だがフルの最後尾とファンランの先頭の間隔が短く、競技役員もコーンの設置場所を見失っていた。記録上、約20人が本来の地点から行き過ぎていたとみられる。

 同マラソン実行委員会は「出走に向けて一生懸命練習してきた皆さまに、心からおわびします」とコメントした。(井上 駿)

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