【動画あり】春告げる伝統の「白河だるま市」にぎわう 街道沿いに露店約500軒

白河だるまを買い求める市民や観光客

 福島県の白河地方に春の訪れを告げる伝統行事「白河だるま市」は11日、白河市の天神町、中町、本町の目抜き通りで催された。好天に恵まれ、大勢の市民や観光客でにぎわった。

 白河まつり振興会の主催。白河だるまや飲食物などを販売する露店約500軒が旧奥州街道沿いに並んだ。目印の赤いテントを張った白河だるまの直売所には、威勢の良い呼び込みの声が飛び交った。訪れた人は一年の幸せを願い、大小さまざまな大きさのだるまを買い求めていた。

 白河だるま市は江戸時代に行われた市神祭が始まりとされている。だるまは白河藩主松平定信公が、お抱え絵師の谷文晁(ぶんちょう)に描かせた福々しい表情が特徴。福を招く鶴亀や松竹梅を表す眉やひげが描かれている。

 動画のURLは https://youtu.be/hOdfEeglh4k?si=dYAE-9SGdADcermy

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