鹿児島・奄美市の児童が初めてのスキー みなかみほうだいぎスキー場(群馬・みなかみ町)

 鹿児島県奄美市の児童14人が9~13日、群馬県みなかみ町に滞在して雪国の冬を体験している。10日は群馬みなかみほうだいぎスキー場(同町藤原)で、同町の児童16人と一緒にスキーを楽しんだ。

 初めてスキーに挑む同市の児童も多く、習熟した町職員らに初歩から教わった。町内の児童もサポートし、練習を重ねて滑れる距離を延ばした。同市の岩木真優(まゆ)さん(12)は「奄美は一年中、山が緑色。雪山を初めて見て、きれいだと思った。初めてのスキーも楽しい」と笑顔だった。

 笠利町(現奄美市)が子どもに雪を見せたいと、新治村(現みなかみ町)と2001年に開始した青少年交流事業の一環。期間中は町内の児童宅にホームステイ。みなかみ町の児童も夏季に奄美市でホームステイし、相互に交流を深めている。

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