ロシア大統領選、4人の争いに 候補者登録終了、現職優位

ロシアのナデジディン元下院議員

 ロシア中央選挙管理委員会は3月に実施される大統領選の候補者登録手続きを10日で終了、通算5選を目指す現職プーチン大統領ら計4人の争いが事実上確定した。タス通信などが11日報じた。

 全ロシア世論調査センターが10日に公表した調査結果では、プーチン氏に投票するとの回答が75%に上った。2位は政党「新しい人々」のダワンコフ下院副議長で5%。共産党のハリトノフ下院議員、極右の自由民主党のスルツキー党首がそれぞれ4%だった。

 中央選管は今月8日、ウクライナ侵攻反対を唱えるナデジディン元下院議員について、提出した有権者署名に約15%の無効署名が含まれ、必要な10万人分に達していないとして候補者登録しない決定をした。

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