新日本プロレスは2月11日(日・祝) 、大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)にて『THE NEW BEGINNING in OSAKA』を開催した。
『THE NEW BEGINNING in OSAKA』
日時:2024年2月11日(日・祝) 15:30開場 17:00開始
会場:大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
観衆:5,327人(札止め)
1月末をもって新日本プロレスを退団したオカダ・カズチカは今大会はフリー選手として参戦。
レインメーカーショックを引き起こした思い出の大阪の地で大歓声で迎えられたオカダは、棚橋弘至と最後の一騎ちを行い、数多く対戦してきた互いのもち技を披露し場内を盛り上げた。
互いに一進一退の攻防を繰り広げたが、最後はオカダが16分50秒 惜別のレインメーカーで棚橋を撃破。
<試合結果>
▼第5試合 30分1本勝負
オカダ・カズチカ 〇
vs
棚橋弘至 ×
16分50秒 レインメーカー→片エビ固め
試合後、オカダは棚橋と抱き合い互いに健闘を称え合った。
場内の大オカダコールを行う大坂のファンに涙の別れを行った。
■試合後バックステージコメント
棚橋「(※コメントスペースに来るなり、うつ伏せに倒れ込み)アァ……オカダ、最後シングルマッチ、ありがとな。12年間、12年続くこの闘いも今日で闘い納めか……。オレが負け越した相手はそういないから。あの野郎……。オレから言いたいことは1つ、(※立ち上がりながら)オカダ・カズチカを世界に見せてきてくれ。そうしたら、オレは鼻が高いよ。オカダに勝ったことがあるって、みんなに言いふらすから」
オカダ「(※コメントスペースから引き上げてくる棚橋に)棚橋さん、ありがとうございました(※と言ってハグを交わす)」
棚橋「(※オカダを抱きしめながら)一旦、今日で終わり。オレはオマエを誇りに思ってるから」
オカダ「(※泣きながら)ありがとうございます」
棚橋「世界にさ、オレたちのさ、ここでやってきたことを見せてきてくれよ」
オカダ「(※声にならない声で)わかりました」
棚橋「一緒にさ、自慢させてもらうから」
オカダ「わかりました」
棚橋「(※オカダの背中をポンと叩いて)ありがとう」
オカダ「ありがとうございました(※と泣きながら言って、棚橋と握手)」
棚橋「12年よくやったな(※肩を震わせて泣くオカダの背中を、笑顔でポンと叩いて引き上げる)」
オカダ「(※コメントスペースに移動し、片ヒザをついて)いやあ、これじゃどっちが勝ってどっちが負けたとかわかんなくなっちゃいますけど、やっぱりレインメーカーっていうのは棚橋さんあってのレインメーカーだったと思うし、大阪っていう地もレインメーカーの始まりの場所でもあるし。いやあ、泣きすぎでしょう。もういいよ。
そんな泣くんだったら、なぜ離れるっていう話になっちゃうし。でも、それぐらい大事な団体っていうことですし、自分が活躍して、また新日本プロレスの良さを広めていけたらいいなと思いますんで。まあ本当に棚橋さんの、新日本プロレスの誇りになれるように、また次も進んでいきたいなと思います。まあでも本当にありがとうございました。
でも、大阪のお客さんには1つだけお願いがあって、やっぱりレインメーカーショックの盛り上がりもそうですし、だけども自分の体感としてはプロレス人気がドンドンドンドン盛り上がっていくっていうことは、大阪の会場の盛り上がりっていうのも、凄い比例しているなと、この12年間やって凄い感じたことなので、この大阪のお客さん、まあダメなもんはダメでいいし、ただ、いい時はたくさん応援して、まだまだね、新日本プロレスの応援をよろしくお願いします。まだ(新日本での試合は)あるから。(※立ち上がって)あとオレはもう新日本じゃねえから! 潰すかんな、この野郎!」
<写真提供:新日本プロレス>
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